Youtubeにあがった「朝まで生テレビ!  激論!暴力団はなぜなくならないか」(1992年2月28日放送)のメモです。公的な暴力は警察が、私的な暴力はヤクザがと言う意味で、ヤクザと警察は同根であるという議論です。

1、警察とヤクザは根は一緒

西部邁「警察っていうのは公的な、フォーマルな力なんですよね。それに対してヤクザはインフォーマルな、非公式な力なんです。法律に支えられた物理的力が警察その他、軍隊もそうですが、それに対して法律に支えられない物理的力が暴力団です。」

野坂昭如「制服が好きなのは警察になって、そうじゃないとヤクザになる。」

2、暴力団がいるから警察が必要となる

西部邁「警察がいるのは、法は作ったけれども必ずある一定割合で法を破る人達がいるからこそ、警察という物理的暴力機構が存在しないといけないわけですよ。したがって、暴力団もそうであって、暴力団であろうがヤクザであろうが、時あらば不法を侵す、少なくとも侵すかもしれないという集団があるからこそ、法があり警察があるわけであって、法律は破る人間がいなくなったら、法律の意味もなくなる。」