Youtubeにあがった「朝まで生テレビ!  激論!暴力団はなぜなくならないか」(1992年2月28日放送)のメモです。作家の野坂昭如さん、右翼活動家の野村秋介さん、また作家の宮崎学さんもおっしゃっていましたが、自由に生きている方がよく言う言説だと思います。

野坂昭如「僕らみたいなものはね、大島(渚)も、いてもいなくてもいいの。いてもいなくてもいいグループの中に、ヤクザがいるわけですよ。そういうヤツがいない世の中なんて、それはファシズムの世の中ですよ。ヤクザみたいなのがいるようにしなければどうしょうもないって。」

 cf.『週刊朝日』(1988年1月22日号)でも野坂は「ヤクザ、香具師、ヨタ者、チンピラ、極道、ゴロツキのいない社会といえば、さしずめ軍事政権が支配するか、全体主義を奉ずる国である」と指摘する。

野村秋介「一人も暴力団がいなかったというのは近世に3回あるそうですよ。これはヒットラーの時代と、スターリンの時代と、ポルポトが支配した時代に暴力団は一人もいなかった。これはガス室に全部送り込んじゃった。ヒットラーの場合は。そういう社会になった方がいいのかと、逆の事を言うと。」